インドネシア人技能実習生の特徴は?採用のポイントも紹介!
インドネシア人技能実習生の採用を検討している方の中には、
「インドネシアの方はどういう性質を持っているのだろう」
という疑問を抱いている方もたくさんいるでしょう。
そこで以下に、インドネシア人技能実習生の特徴や、採用のポイントについて詳しく解説していきます。
インドネシア人技能実習生の特徴は?
では早速、インドネシア人技能実習生の特徴について、詳しく見ていきましょう。
- イスラム教徒が多い
インドネシア人のおよそ85%がイスラム教を信仰しています。
イスラム教には、
・右手を使う(左手は不浄の手)
・定期的に断食を行う
・お酒や豚肉料理は食べてはいけない
・露出度の高い服装はNG
・1日に複数回お祈りをする
というようなルール、しきたりがあります。
インドネシア人技能実習生を受け入れる場合は、このような宗教観についても理解を示してあげることが大切です。 - 英語が話せない場合もある
インドネシアの一部地域では、英語が必須科目となっていますので、ある程度英語でコミュニケーションを取れる方もいます。
ただ、中にはほとんど英語を話せない方もいますので注意が必要です。
一方、親日国家ということもあり、日本語力には定評があります。
インドネシアでは、日本のアニメや漫画が広まっていますので、日本語に興味を持っている方もかなり多くいます。
このようなことから、日本語でのコミュニケーションについては問題なく行える方が多いです。 - 性格が穏やか
性格については個人差がありますが、全体的に見ると、穏やかな性格の方が多いです。
イスラム今日では、
・怒る=悪いこと
と考えられているため、感情のコントロールが上手な方が多く、教育や業務をスムーズに進められる可能性が高いと言えます。 - 時間にはどちらかというとルーズ
インドネシア人は、どちらかというと時間にルーズです。
性格が温厚でのんびりしているということもあり、時間を気にしない方も一部存在しています。
そのため、インドネシア人技能実習生を受け入れる場合は、時間を守ることの大切さから教えてあげるようにしましょう。 - 精神的に自立している
インドネシア人のほとんどは、精神的に自立しています。
仕事におけるトラブルが出てきても、
「自分で何とかしよう」
という考えを持つことが多く、逃げ出したり、投げ出したりしない傾向にあります。 - プライドが高い
インドネシア人は、比較的プライドが高いです。
どちらかというと、
・できない=恥ずかしい、悪いこと
と考える傾向にあります。
また、人前で叱ってしまうと思っている以上に傷ついたり、委縮してしまったりする傾向にありますので、叱り方や注意の仕方に注意しましょう。 - 楽観的
インドネシア人は、良くも悪くも楽観的な性格を持っています。
小さいことは気にせず、
「何とかなる」
という精神を持っていることが多いため、メンタルが強い傾向にあります。
一方で、こちらから連絡をしても、
「やっておきます」
と言ったっきり、全くやってくれないというようなトラブルも起こりやすいため、こまめにコミュニケーションを取ることが大切です。
インドネシア人技能実習生を雇用する時のポイント
では最後に、インドネシア人技能実習生を雇用する時のポイントについて、詳しく解説していきます。
- 退職理由をよく調査し、検討することが重要
先ほども解説したように、インドネシア人はプライドが高いため、中には自分を大きく見せようとして嘘をつく方もいます。
このようなトラブルを防ぐためにも、インドネシア人技能実習生を雇用する場合は、退職理由を深堀して、慎重に検討するようにしましょう。 - 退職防止の取り組みが重要
インドネシア人は、一社で働く期間が日本と比べると短い傾向にあります。
楽観的な性格ということもあり、不満やストレスが大きくなると、短期間で退職されてしまう可能性もあるのです。
このようなトラブルを防ぐためにも、
・給与アップ制度
・キャリアアップ制度
などを導入し、長期間働いてもらえるような仕組みづくりを意識していきましょう。 - 異性を採用する場合は握手に注意
インドネシア人の多くが信仰しているイスラム教では、異性との握手が禁止されています。
日本人の中には、
・外国人とのコミュニケーション=握手
と考えている方もいると思いますが、異性の実習生を採用する場合、握手はタブーとなっていますので覚えておいてください。
まとめ
インドネシア人技能実習生には、他国の実習生にはない特徴があります。
当然良い一面もあれば、悪い一面もありますので、事前に傾向を把握したうえで教育体制を整備していくことが大事です。
また、インドネシア人技能実習生を雇用するうえで注意すべきポイントもいくつかございますので、今回紹介したことを踏まえ、慎重に準備を進めていきましょう。